「んー…」
朝靄の様な霧がかった景色の中、朦朧とした意識から目覚める神楽。
「…ここは?」
教室でもなければ、屋外というでもない曖昧な空間―
(夢?)
―?!
のハズなのに!
背後からいきなり木村が。
すかさず脇下から腕を通されて、避ける間もなく乳房を鷲掴みされる神楽。
「はうっ!!」
「むう、やはりこの大きさといい形といい…実にけしからん」
「な…何を言って…あっ、あっ」
ぎゅうぎゅう、そんな軋む音さえするかの気がする程、木村の強い握力で、神楽の大きな乳房は揉みしだかれる。
制服の上からだろうとお構いなしに。
(こ…このッ、くっ!)
にょきっ、と勃起する乳首を神楽自身が自覚する。
「さあ、無駄な抵抗はやめて、おとなしく暴れなさい」
「出来るか!」
しかし、それでも木村は神楽の乳房を放さず、握り潰すかの勢いで揉み続け、神楽の根負けを待つ。
「くっ!……うッ、ん」
次第に頬が紅潮する神楽。
必死にくいしばった口が、僅かに緩み―
「………っ、はぁ、はぁっ…」
喘ぎの吐息が洩れる。
そこからは、神楽は木村の玩具と化した。
神楽の中の何かに火がついたのを確信した木村は、遠慮容赦なく制服を剥いだ。
「…弁償くらい、してくれよ」
「構わん。生の女子高生の脱ぎたてならば、売る筋はいくらもある」
(…本当にコイツ教師か?)
露になった神楽の肌色のたわわな乳房が揺れる。
木村のごつい手でも、その指先は見えなくなる程沈む豊かさ。
しかし、その感度は決して鈍いわけではなく―
「く……うっ」
「そろそろ、自分の身体をどうしてほしいか、おねだりする頃合いだと思うが」
(…い、言いたい事言いやがっ……て)
「ひっ!!」
勃起した乳首をいきなりしゃぶられ、目を白黒する神楽。
「はあッ!あッ!あ!あっ…」
「言わないのならば、好きにさせてもらうよ」
どくどくどくどく。
何かの鼓動が、激しく高鳴るのを神楽は感じた。
(ど…どうせ、誰も見てない…夢の中、だよな?―なら)
「…や、やりたいだけ、やれば…いいだろ…」
神楽のその言葉を、待つか待たないかの内に、木村は既に神楽のパンツを脱がし、
床に彼女を組み敷く様に押し倒し、逃げ場を封じ、行為に及ぶ準備に入っていた。
神楽の豊満な乳房を揉みしだき、神楽を発情させ、逃げ場を封じ、その裸体を嘗め回す木村。
「では、これから好きにさせてもらうとしよう」
「さ、最初から好き放題…してる、くせに」
木村の舌先が全身に行き渡る。
生暖かくも冷たくも感じる、得体の知れない感覚を前に、神楽の五感が麻痺していく。
辛うじて、組み敷かれている事実が、自分が下、木村が上、とした位置関係だけは鮮明にしていたが。
やがて―
木村の手が、神楽の膣を探り当て、指がそれを広げる。
「さあ、力をぬいて」
「あ…い、―」
嫌、と言う間もなく。
「っ…んッ、ああぁあおああっ!」
木村のぺニスが神楽に入る。
その極太さを前に、神楽は喘ぎは悲鳴に近い喘ぎになる。
挿入されたぺニスの前後運動に、神楽は頭を激しく振って反応した。
「っあッ!あッ!あッ!…」
(誰も―見てない―)
「さあ、もっと素直に腰を振って!」
「……は、…はいッ!……ん、はああああああッ!」
神楽は昂る気持ちのまま、木村のピストンにあわせ腰を振った。
脳天を突き抜ける快感を覚えた瞬間―
「あっ!…あっ……ああああぁぁあぁああ…」
神楽の雌穴から、弧を描く透明な液体が吹き出し、その後にダラリ、と濁った液体が溢れ出た。
<完>