373 :名無しさん@ピンキー :2010/11/09(火) 23:09:40 ID:JS8p1xfk
放課後―
部活も終わり、帰路につく神楽。
「木村…先生…」
「ふむ。見たところ、コレから帰宅するところのようだが」
「授業も部活もない放課後に、生徒が、他に行く所がありますか?」
「ホテルへ行く」
ぶっ!
(…へ、変態だとは初めッから判ってたけど…こうまで
あからさま言うッ?!「一応」にも教師だろ…)
「ああ、言葉を略しすぎたね」
「…略された言葉は何ですか?」
「これから二人、同じベットで一つになろう」
同じ、とベットの間に「ホテルへ行って」が入ってたのか―
「って!…ンな事はどうでもいい!」
いきりたつ神楽。
何で?な不思議そうな顔の変態教師・木村。
「アンタが教師で、私は生徒なのに!どうした理屈でそこに行く?」
「そこに女子高生がいるからだ」
(し、しまった!…理屈、なんて言うんじゃなかった…墓穴だッ!!)
「と、とにかく!」
話はコレで終わりだと、強引に席を外し、教室を後にする神楽。
しかし―
「では―」
木村は神楽の写っている、ある一枚の写真を見せた。
「なッ?!―」
それは…いつか自分が夏のある日、ある先輩とキスをした姿。 375 :名無しさん@ピンキー :2010/11/09(火) 23:31:00 ID:JS8p1xfk <神楽話の続き>
ギシギシ、と音を立てるベット。
決して、安いホテルだという訳ではないのに、二人の男女が絡む行為の動きの激しさが、
そのベットの悲鳴で証明されていた―
「や…はり」
「…ッ!はッ!は!」
下半身裸の木村。
上半身、やや乱れた着衣のまま、下はスカートこそまだ履いている
ものの、大事な秘所を既にパンティを通過して貫かれている神楽。
ベット上で、紛れもなく性行為に耽る男女がそこにいた。
「神楽くんは…私の思ったとおりの、身体、肉体だ」
「…あの、写真…は」
「私の教え子だ」
(まさか…そんな繋がりがあったなんて…)
「安心しなさい」
ひたすらパンパンと、激しさを増す腰使いが、神楽の意識を
朦朧としたものに追い込む。
「彼が―君を裏切ったんじゃない」
「?」
「あの写真は彼の話を元に、私が合成したモノだ」
(―!!)
「私は彼の初体験話の場所や状況、日時を詳しく聞いただけだ」
(そ…そんな…)
そんな脱力感が。
自分の今の状況を、更に悪い方へと引き寄せた。
だが、肉体の快楽と言う意味では逆に―
「あッ!あうッ!」
どこか安堵もしてしまった事で気が緩んで、一気に神楽は
イク寸前までのぼりつめ、ピストンのリズムを変える事を拒んでいた―