410 なんとなく書いてみた sage 2012/05/22(火) 02:10:03.68 ID:d2BDgqe0

木村の欲望が、神楽の肢体を汚す。
仁王立ちの教師からとめどなく流れ落ちる白濁に、教師の肉欲の棒を挟む女生徒のたわわな双球は染まる。

「はぁ…はァ…っン…せんせぇ…すごい…こんな…出る…ッ…もん…なのッ…? それにッ…すごい…ニオイ…ッ…!」

息も絶え絶えの―先刻まで懸命に教師に"奉仕"していたのだから無理もないが―神楽が立ち膝で言う。
眼鏡の奥の瞳が、優しく笑う。

「神楽君…それは、神楽君だからですよ。私をこんなに燃えさせた女性は、他に一人しかいません…。」

「ン…ッ…"一人"って…?」

「マイワイフ!」

無邪気な教師の笑顔に、神楽の胸が、キュンと痛んだ。
そっか…やっぱ奥さんが一番…なのかな…。
私は…先生の…"一番"には…なれない…のかな…。
私は…こんなに…しても…私じゃ…だめ…なのかな…。

「おや、どうしました神楽君。そんな、泣かないで下さいよ。そんなに嬉しかったんですか?」

「先生…先生…先生の…バカッ…!」

「あっ、神楽君…どこに行くんですか…そんな恰好で…!」

神楽には、さっきまでの幸せな気持ちはとうに消え失せていた。
ぐちゃぐちゃに脱ぎ散らかされた二人の服をそのままにして、神楽は国語科準備室を飛び出していた。

放課後の廊下をこんな格好で走れば誰かに見られてしまうかもしれない、なんてことすら、すっかり頭から消えてしまっていた。
今の神楽には、教師と自分のことだけしか考えられなかった。

涙と白濁と愛液を撒き散らしながら、神楽は走った。
走って走って、もうどれだけ走ったかも自分でもわからなくなったとき、神楽は自分がクラスの教室の前にいることに初めて気付いた。
そして自分が、一糸纏わず生まれたままの姿でいるということにも。

いくらガサツで直情型とはいえ、そんなことは一人の女子高生としてあってはならないことだった。
なんだか、とても寒かった。

教室に、体育のジャージとスポーツタオルはいつも置いてある。
それに、急に生理になったときのための替えの下着もあるはずだ。
だから、神楽は周りをキョロキョロしながら、教室のドアを開けた。
早く、何か着たかった。
一刻も早く、人前に出られる姿になりたかった。

だがそれは、神楽にとって痛恨のミスであった。
何故なら、帰宅部所属の物静かな長身のクラスメイトがまだ教室の中にいることは、彼女の計算外だったからだ。


414 >>410の続き sage 2012/05/24(木) 00:30:52.04 ID:o6/yRTH0

そもそも、何故こんな事になってしまったのか。
話は十数分前に遡る。

神楽は、ただただ当惑していた。
かつては、星の数ほどいる、自分を厭らしい目で見る男の一人、くらいに思っていた相手。
だが、同じ時を重ねるうちに、次第にその誠実で正直な人柄に惹かれていった相手。
例え奥さんやお子さんがいても、そんなの関係ないって、初めて思えた相手。
遠目から私をチラチラ見てえっちな冗談を言うようなクラスの男子たちとは違う、さっきまで楽しくお喋りしてたのに私がいなくなったとたん身体の事で陰口を言う女子たちとも違う、全力で、本音で私にぶつかってきてくれた初めての相手。
国語科準備室でいつものように事に及ぼうとした時にふとその木村が言った台詞は、神楽の想像を遥かに越えていた。

「だから、パイズリですよパ・イ・ズ・リ。」

「…?私…頭?悪いから…よくわかんないんだけど…?」

「ですから、神楽君のそのこぼれんばかりの胸で、私の"小弟弟"をですね…。」

「…できるかあ!」

「子曰く、学びて時にこれを習う、また説ばしからずや。若い内に色々な経験をするのは大事ですよ。」

「でも…え…?先生のそれを…?私の…?そ、そんなの変態だって!」

「神楽君!」

「は…はいっ!」

「いいですか、神楽君のその肉体は、立派な神楽君の財産なんですよ!」

「ざ、財産とか言われても…私なんてチビだし無駄なとこばっか育つし、泳ぐのに邪魔な身体で困ってるし…。」

「梶井基次郎は檸檬をどうしました?丸善に置いてきたでしょう?何事も適材適所があるんです。」

「先生、国語教師っぽく誤魔化しても意味わかんないです、全然…。」

「とにかく、私に騙されたと思って一度だけ…。」

「…いつも騙されてるような?」

言葉とは裏腹に、神楽の気持ちは高揚していた。
そんな行為があることは知ってはいた。
だがそれは、友達の家でみんなでこっそり見たえっちなDVDとかエロマンガとかの中だけで、自分には縁のないことだと思っていた。
事実、教師と―いや「男性と」と言うべきか―初めて身体を重ねたときも、そんなことは教師はおくびにも出さなかったし、むしろコンプレックスの胸には一度も直接には触ってこなかった。
だからこそ、神楽は自分がまるでヒロインか何かになったような気分になっていた。

ドキドキが、止まらなかった。
意を決して神楽は、その胸を彼の下半身に近づけていった。

445 名無しさん@ピンキー sage 2012/06/13(水) 00:51:15.35 ID:QC+Ys5fF

「こう…いうのが…いいの?」

「ええ、そうそう、いい子です。」

神楽は目を白黒させながらも、自分の双球の間に差し込まれた木村の肉棒と、そして顔とに、交互に目をやった。
上目遣いで教師の眼鏡の奥の瞳を覗き込む度に、神楽はえもいわれぬ照れにもにた感情を抱いた。

たゆむ自らの白い肉に挟まれた、グロテスクな、そう、まるでH.Rギーガーによってデザインされたかのような教師のそれは、とてもあの優しい教師の一部とは信じがたかった。
その先から分泌される透明な液体―もっとも、神楽にはそれが何なのか見当もつかず、もしかしたら尿の残瑳かも、とすら思えたが―の奇妙な匂いも、興奮を後押しした。

少女は熱病に犯されたかのような気持ちで、胸を中央に押し付けたり緩めたりを繰り返す。
その度に、教師の背中には快感の電流が走る。

「…あァ…いい気持ちです…これが酒池肉林か…桃源郷か…。」

「先生…。」

「なんだね?」

「擦れて…ちょっと痛い…です。」

「では、唾液を垂らしたらいいじゃないですか。」

「え…?」

「唾ですよ、口から垂らすんです。」

「で…でも…え…そんな…汚いし…なんか変…態…みたいな…。」

「全く普通ですよ…神楽君は初めてだから知らないだろうとは思いますが。」

「え…でも病気とか…なったら…。」

「神楽君?」

「は、はい!?」

「こんなに美しい神楽君の身体から出るものが汚いわけありません!なんだったら尿だろうとなんだろうと飲んだって…直接ゴクゴクと出口に口をつけてこう…!」

「へ、変態っ!ロリコンスカトロ教師っ!」

「まあ今のは単なる例え話ですが、神楽君からの病気なら私は喜んで罹りますよ。それが愛の印になるのなら。」

「先生…。」

少女は、意を決したように口いっぱいに唾液を含むと、それを日焼けのせいで全裸でもまるで白い水着を着ているかのようなコントラストを示す自らの胸へと滴し始めた。
唇から胸元へと走る銀の糸が夏の夕日を反射してキラキラ光るのを、少女はまるで夢を見ているかのような気持ちで見つめていた。

ヌチャヌチャと、淫らな水音をたてながら、少女はまた先ほどの動作を繰り返し始めた。
それは、何かの機械―教師の脊髄に一定のタイミングで快楽の刺激を走らせる装置―を彷彿とさせた。
無心に、時々胸の先端には電流が走って、ぶるっと体を震わせてはいたが、少女はその動きを繰り返した。

541 >>445の続き sage 2012/08/16(木) 22:52:32.64 ID:z/zLLLYa

榊は自分の席で、頬杖をついて窓の外の景色を眺めていた。

特に何かを見ているわけではない。誰もいない教室でぼんやりと移り行く景色を楽しむのが、彼女の密やかな楽しみだった。
夕暮れ時は生ぬるい風が吹いて気持ちがいい。ゆっくりと沈んでいくオレンジの夕日が目に優しい。遠くに聞こえる街の喧騒が耳に心地良い。

中学の頃から、誰と喋ることなく、こうやって一日中でも飽くことなく外を眺めるのが好きだった。
高校に入ってからは仲の良い友達が沢山できた。友達と過ごす時間は榊にとって、とても新鮮で、嬉しいことだった。

そんな今でも、榊はこうやって一人の時間を作っている。
もう寂しさはない。だからこそ、満たされた気持ちで、有りのまま景色を見つめていることができるのだった。

少し口元に笑みを湛えて、一人窓の外を眺める彼女の姿はまるで1枚の絵画のように、美しい光景であった。

――ガラッ

勢いよく開かれる教室の扉が、不意に静寂を打ち破った。

「…!?」

榊の目が驚きで大きく見開かれる。
なぜなら彼女の目に映ったのは、いつも明るいクラスの友人である、…何故か素っ裸の神楽だったからだ。

「あ…」

神楽の方も教室に誰かいたのは予定外っだのか、榊と目が合うなり、ひどく狼狽していた。


542 >>541の続き sage 2012/08/16(木) 22:54:37.74 ID:z/zLLLYa

「…神楽……?」

「いや、これは、さ、つまり…。」

「な、何で…?」

「違う違う!実はさ、その、水泳の更衣室に、えと、着替え、忘れちまって…ほ、ほら!私そそっかしいじゃん?」

神楽は顔を真っ赤に染めながら、彼女の机からジャージを取り出し、いそいそと履き始めだす。

「それでパニックになっちまって、気が付いたら裸で……い、いや変態じゃねーぞ?ホント、焦って訳分かんなくなっちまって!!」

「……え、と…。」

「とととにかく、そういうことで、さ。み、見られたのが、榊でよかった。…や、よくは、ねーか…!と、とにかく皆には内緒な!頼む!!」

そう言うと神楽は慌ただしく教室を出て行った。

榊はしばし呆然と、神楽が去った方を見ながら立ち尽くしていた。
考えがおっつかない。何故、神楽は裸だったのか。そして、何より、何故、神楽の目に涙が浮かんでいたのか。

「………帰ろう。」

いくら考えても、答えが浮かんでこなかった。また後日、神楽にそれとなく聞いてみよう。
今日の所は帰宅して、頭を冷静にした方がいいだろう。突然の友人の姿に、自分もかなり動揺してしまってる。

しかし、そんな榊の思いも空しく。

「神楽くん!!」

今度は教室の扉から勢いよく木村が飛び込んできた。
柄にもなく、息を切らして、普段きっちりと着こなしたスーツも着崩れていて、そして何より――。

ズボンのチャックが全開であった。

「榊君!神楽君を見ていないかね!?」

榊はくらっと倒れそうになる自身の身体を踏ん張るので精いっぱいであった。

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