一度異性との激しい絡みを覚えた榊の身体は、時折、喉が乾くと水が欲しくなるくらい自然に、
その感覚を欲する瞬間、時間が確実に増えていた。
(…う、また……)
未成年とはいえ、もう高校生ともなれば、身体は「女」として十分に完成されている。
ましてや初顔合わせの相手があの木村―
色んな意味での葛藤が、榊を性的な疼きの泥沼へと誘う。
(我慢…するべきなのか?)
常識、道徳を考えるならもうこれ以上は木村に会うべきではないハズだ。
しかし、あの時に得た感触を再び、本能的な部分が求めていた。
榊の決断後の行動は早かった。
「どうしました?榊くん」
「木村…先生」
放課後。
校内で二人だけで会える場所。
「ここ、女子便所…」
「承知のうえだ」
(教師…いや、「人」なのかコイツ?!)
「君が二人っきりで会いたい、と電話をしてきたから」
「そ、それはそうですが…」
(躊躇いがなさすぎる…しかし、もう逆に今更は好都合か)
「先生!単刀直入に言います」
「ふむ」
「もう一度、私と…せ、せ…」
榊の続きの言葉が早いか、木村の手が早いかは不明。
木村は素早く榊の両手を力比べみたいな塞ぎ方で押さえ込み、口で口を塞ぐキスをした。
個室の中、二人で入ると意外とその行為をするのには、広くはないが不備を感じるほど狭くも感じなくなって―
榊と木村は最初は着衣を着たまま、お互いの身体をまさぐりあった。
「君は、やはり素晴らしい身体をしている」
「…ッ!んっ…」
(―すごい力…容赦、無い)
女の乳房や尻には、神経がないとでも思ってるのか?と思うくらい、無遠慮で強引な掴み方で―
「制服は…さすがに破くわけにはいかんね」
「…はあっ、あ…」
しかし、既に火照ってきた榊の身体は、着衣を無造作に脱ぎ捨てる事に遠慮は無かった。
「つ、続きを…」
「最後までするのかい?」
(最後―まで…)
場所の狭さの事もあってか、自分の喘ぎ、よがり声が周りに聞こえそうな恐怖を榊は瞬間に感じた。
しかし今の榊は、そのリスクを、スリルとして楽しむ余裕さえ生まれていた。
「して…ください」
(ここまで来て…と、止められない!)
「では、まず私の「息子」をよろしく」
「…う、はい」
榊は洋式の便座に座り、木村の息子を自身のたわわな乳房の谷間に迎え入れた。
「こ、これで、いい?」
「ふむ、上出来です」
みるみるうちに元気に反り返る木村の「息子」。
やがてその様子に、榊の乳首も、紛れもない勃起で応えていた。
>715から
反り返った木村のぺニスは、榊の口、舌でその亀頭を綺麗にされ、
どくどくっ!と脈打つと、その先端から勢いよく粘着性の液が飛び出し、それは榊の喉奥へと注がれた。
「…っぐ!んんン、…ん」
「おっ、と。失敬…さて、次は何を何処に欲しいか、言ってみたまえ」
(…う、それは…もう)
虚ろな瞳でフェラをしていた榊の瞳に、僅かに灯る羞恥心。
だが―
自らの口で確かめた、木村の「息子」の大きさは、榊の期待を高めていた。
榊は便器の上で、ゆっくりMの字開脚し、上目使いで木村を見上げて、言った。
「わ、私のここに…あの、ソレを、い、入れて…ください」
「正式名で言ってみなさい」
火照る、の域を超え、顔から火が出るかの如く真っ赤に頬を染めながらも、
欲―「性欲」の虜となった今の榊には、木村の要求は拒否できなかった。
「……先生の…ぺ、ぺニスを、私のクリトリスに、入れて…下さい―…う、んぁぁああ、んッ」
「大変良くできました」
ガクガクと震える榊の頭。
ズブズブと、ゆっくり着実に榊の雌穴の中に進み入る、木村のぺニスは、
トイレの個室内と言う実際の枠内に囲う以上に、既に榊の性の意識を囲っていた。
「叫んだりはしない様に」
「(っ!……は、いッ…)」
榊に股がる様な格好で、木村は榊をずっ、ずっと押し上げる様にピストンを繰り返す。
「(ッ!…ッ!…ッあ!)」
榊は、時折訪れる快感の高波に、幾度となく絶叫的な声を出しそうになるのを必死こらえ、
しかしそれがかえって、また次の快感の波の水位を跳ね上げる、としたループを起こし、失神しそうになりながらも、
唯一自由に動く部位の頭を、ぶるんぶるん激しく振り回し、それを堪えていた。
「いやぁ、いい眺めですな」
「(んッ!はッ!……あぅ!)」
そして、榊が頭を振り回せば回すほど、榊の長い黒髪も乱れ、見た目の卑猥さも加速していく。
「…先生も、そろそろ…」
「(!!―く、来る?来る?)」
より一層、木村のピストンが激しくなる。
擦れる膣と陰茎。
昂る雄と雌。
「(…ッぁああああああ!)」
榊の、掠れる声で迎えた絶頂。
しかしその口は、絶叫レベルで大きく開いていた。
その満足感を証明するかの様に、次の瞬間―
…しょおおおぉ―…
透明な液が、榊の股間から吹き出し、木村の眼鏡にも降りかかっていた。
「おお、聖水だ」
しかし、ぐったりした榊には、もう木村のその言葉は聞こえてなかった。