771 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/04/02(月) 04:42:00 ID:IdmdEdpj

「榊ちゃん、まだ成長しとるん?ええな」
いや、別に良いことのような気がしないけれど、確かに伸びてる。
「そうですね、もうすぐ180cmくらいにはなりますよね」
「胸がっ!?」
「ちがいますよぉ」
「あー、良かったわ。そんなに成長されたらわたしでも追いつけへん」
「今の榊さんでも追いつけませんね」
「そうやなあ」
……追いつかなくていいよ。ちよちゃんも春日さんも、かわいいだけで充分だ。
私の前で純真な笑顔を見せてくれるから。
「早く一人前になりたいです」
「せやな。榊ちゃんみたいに、一人前のカラダになれへんかな」
分からないか?
私は、君たちが持っている子供らしい素直な愛しさを求めているんだ。
それだけはいくら猫や忠吉さんと触れ合っても得られない。
「もっと成長するにはどうすればいいですか?」
「え……ちよちゃんの方が、いろいろ……勉強してるから」
「論より証拠ですよ。ここは榊さん本人に聞かないといけないんです」
そう言われても、自分から伸びようとは思ってなかったから答えられない。
「じゃあ、ちよちゃん……ちよちゃんみたいに、かわいくなるには」
だから、問い返す以外に方法はなかった。
「へ?榊ちゃんって、かわいくなりたいん?」
……知らなかったか。
あまり隠すつもりはないし、今までの行動で少しはわかるだろうけど。
「そうや、逆転ホームラン!
 ちよちゃんが早く大人になりたくて、榊ちゃんが子供になりたいんやろ?
 いっしょになってまえばええ」
「い、一緒ですか?」
「いっしょや。二人あわせてやんまーに」
に、ってなんだろう。まあいい。
いっしょになる、ってなんだろう。
「ついでやけど。
 『三人寄ればもんじゅのナトリウム漏れ』って言うやん、わたしも参加させてえな」
春日さんはかわいい上に面白い。
慣用句を使いこなせないのに、どうして時事的なことを覚えていられたりするのかな。
実は頭を効率的に活用していないだけなのかもしれない。
ショウナンハピネスとかマチカネフクキタルとか……あれは違うか。
あまりにも衝撃的だったからどちらも覚えてしまった。
さて、いっしょになる、の意味は今ひとつつかめないけれど、
「……いいよ」
こんなにもかわいい二人と一緒でいられるのなら本望だ。




772 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/04/02(月) 05:00:42 ID:IdmdEdpj

「ありがとな。ほんなら、脱がしたる」
「え」
「大丈夫や。傷一つ付けはせんよ」
「脱ぐ?」
「ちよちゃんもいこか」
あれ、ちょっと待って。
二人とも本当に今言ったとおりのことをしているように見えるのだけれど。
ちよちゃん、その素直さは大好きだけど、もう少し考えた方がいいかもしれないよ。
「できましたー!」
「えらいべっぴんさんやな」
表情が満更でもなさそうだ。心の底から純粋なのだな。
そこで、私といえばまだ躊躇している。
下着のねここねこ柄が気になるわけではない。
そもそも、かわいい物云々の発言はもう口にしてしまっている。
単に、どうしてここで脱がなければいけないのかが整理できなかったから。
いっしょになる、の意味が喉元まで出かかっている。
もしかして……
「なあ、榊ちゃん。いっしょになろうな」
「一緒、に」
「いっしょに、やってみような」
……答えは一つしかない。
夢かもしれない。ちよちゃんも春日さんもよく出てくるから。
「うん」
夢でもいい。三人で幸せを共有できるのなら。
「これで私も大きくなれるんですか?」
「身長も胸も分け合えるかもしれへんで」
「わーい、ありがとうございます!」
君の清さに涙が出そうだ。ありがとうを言うのは私だよ。
「ちよちゃん、喜んどるな」
一方で、春日さんの顔はさっきより少し歪んで……

……歪んで?

まさか、私は重大な事を見落としているのではないか。
確かここはちよちゃんの家だ。
今までは、他の皆を呼ぶ時間帯があったはず。
もう十一時を過ぎている。今呼んだら都の条例に引っかかりはしないだろうか。
いや、条例の規制があるかどうかの問題ではなく、
この三人でこれほど遅くまで、しかもちよちゃんの個室にいること自体、おかしい気がする。
「いくでー」
春日さんが手に持っているものをよく見てみよう。
片手にパステルカラーの棒、もう一方には携帯電話みたいなもの。
「なまこー」
あ、ちょっと似てるかも。この不思議な振動が。
多分、リモコンなのだろう……指が触れるたびに動作が変わる。
「大丈夫や。ちよちゃんにはまだ早いから、その前に榊ちゃんでじっくりと試したる」

私を強く縛っていた理性は、目の前に浮かぶ表情と物体、二人の裸体に対する興味に持ち去られていった。





眠いのでここでいったんCMです。
778 名前:つづき[sage]:2007/04/08(日) 21:05:24 ID:lsNIO7KI

はたから見れば満面の笑み、私から見れば明らかに変化した顔。
「ひみつどうぐー、ふるえるなまこちゃんや」
それと裏腹に純朴そうな発言には、いつも飛びぬけたセンスが感じられる。
やっぱり、本当は頭が良いのではないか? でなければ、この高校には入っていないはず。
少なくとも博識であるのには間違いない。
「あの、私はどうすれば」
「まあまあ、じっくり見て感じとき。にゃも先生の言うことより勉強になるで」
被験体という言葉が浮かぶ。
こんなにかわいい二人の研究対象になるのは構わない、むしろ進んで希望するけれど、
私が持っている心からの愛情には応えてくれるだろうか。
「榊ちゃん、安心せえな。 わたしが責任持って、思いっきり気持ちよくしたる」
言い方が悪いかもしれないけど、こんな時に限って頼りになりそうな春日さんも不思議だ。
「それにしてもなー。はるうららのすいかっぷ、これは週刊誌でも見られへんなぁ」
きっと、ある程度その方面について知っている人ならば、セクハラだと言えるのだろう。
でも私は知らない。
せめて人の話に付いていきたかったから、先生達の体験談を近くで聞こうとしたときもあった。
けれど、男性との行為は自分にはとうてい理解できるものではなかった。 後悔も反省もしている。
私は愛玩すべき動物に惹かれる感情などと同様に、やはり心底、むしろ肉体の底から
あどけなさを残す女の子を欲していたことに気づいたのだ。
「榊さん、大阪さん、楽しみですね」
ふたりの
「榊ちゃん、外したる!」
かわいい声。
はっきりと言ってしまうと、耳にするだけで全身が疼く。
いつも触れ合っている声なのに。
いつも近づき合っている体なのに。
いつも通じ合っている感情なのに。
……私は他人と全く違う、と改めて自覚できた。



779 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/04/08(日) 21:06:47 ID:lsNIO7KI

「あともう少しや」
思考を巡らせているうちに、春日さんの手が私の背中に回ってきていた。
肩や首筋、腰周りはとっくにはだけている。
手つきが慣れているのは女の子同士だからなのかどうか。
「ちよちゃんの家ならなんでもできるやろ」
「えー?そんなことないですよ」
確かにそうだ。無駄に高い身長の私を含めた三人が姿勢を乱せるほどに
この個室でさえ広いのだから、家が全体としていかに大きいかが伺える。
「ほんまおっきいなぁ」
そう、大きい。
「榊ちゃんのおっぱい」
え?
「わたしにもちょっと分けてくれへんかな」
あっ、いきなり揉むのはやめて。
「これ、どうするんですか?」
振り向けば、ちよちゃんが私の胸に付いていたものを両手に持っている。
もちろん全裸で。
「試しにつけてみ?大人に近づけるんやないか」
「はい」
だめだ、まだこういう場面での判断力は成長しきっていないみたいだ。
この間に、指先が私に手を加えはじめた。
赤い先端に触れられた瞬間、不意に声が漏れてしまった。我慢しないと。
「ここがおっきい子は全身成長が早いんやろな。下も期待しとるで」
「ひあ、だ、そんなに……まわさ、ないで」
「ええやろ」
「ダメ」
「え、でもこの」
「ダメ」
反射的に口に出してしまった拒絶の言葉に、春日さんは軽く返した。

「ふふ。榊ちゃん、初めてやな?」
聞いた途端に赤面する私自身。
「あんたみたいんならけっこーもてそうやけどなぁ」
「そ、そんなこと」
言えない。君たちのような人にしか興味がないなどと、この場で言ってはいけない。



780 名前:断続的に投稿するかも[sage]:2007/04/08(日) 21:07:54 ID:lsNIO7KI

「おーさかさん、これ、大きすぎて抜けちゃいます」
「神楽ちゃんのよりもサイズ上やもん。しゃあないな」
春日さんが手を施す所にあった下着のひもがあの子の手に、そして胸に。
不釣合いな豊かさを持つ布を目にして、私自身も恥ずかしくなった。
「そう、やんっ、いう……かすが、さんは」
「私も初めてやで。榊ちゃんのために」
「あう、わ、わたしのお、ため?」
「狙っとったんよ」
「大阪さんだけずるいですー!」
「ちよちゃん、んぅ!」
経常的に加えられていた刺激がより強まる。
片方の乳房、その端はもはや口腔に含まれきっていた。
「ほ……ほんとぉに、は、じめて?」
「へんひゅうはしほっはへほは」
解せない発音。
「え、練習ってできるんですか」
さすが天才と呼ばれるだけあり、言語処理はやはり速い。
指と舌によって伝えられる高揚感と、成長しきっていない二人に身を晒そうとする背徳感が私を襲う。
もう脳を思考に使えるほどの余裕、かろうじて残っていた理性のかけらさえ完全に失われつつあった。
春日さんが胸から頭を離した。
「ほな、ちよちゃんもやってみ」
「どうやって……?」
「さっきの秘密道具、貸したる。実践に勝るものはあらんのやね」
春日さん自身も、私を前にして何か納得したような表情だった。
791 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/04/15(日) 22:13:45 ID:NiSHjALN

たった二点を刺激されつづけるだけでもこんなに呼吸が苦しいのに、
もう一人加わったらどうなってしまうだろう。
ましてや、その「もう一人」が、私が一番守りたいと思う何歳も年下の子供だったら。
「震えてますけど、このボタンで調節するんですね?」
「せやな。いろいろと試せばわかるで」
小さい手のひらに動いたままのそれを握り、私の腰に跨ってくる。
「ほんで、わたしは下のほう」
春日さんの言葉に驚きは隠さなかった。素直にどういう意味か問いかけた。
けれども、彼女から返ってきたのはやはりそのままの答えでしかなかった。
誰にも見せないところを開くことにはさすがに戸惑ったが、どうしようもない。
恥ずかしいことに、私自身も多少期待していたから。
「ねここねこー」
あ、忘れてた。今更すぎて説明する気にもならないが。
今は二人が与える快感を何も考えずに受けていたい。
「榊ちゃん、かわいい物が好きなんよね。思い出したわ」
ただただ頷くだけの私。
おもむろに下着を脱がしていく春日さん。
胸にあれを近づけるちよちゃん。
「ねこはかわええ。けどな、榊ちゃんはもっとかわええんや」
「そんなことないよ、君たちのほうが」
「その榊ちゃんが一番かわええんや。今晩は最高の猫になってもらうで」
どうしてだろう、いつもはもっと強く否定しているのに、これ以上言葉が出てこない。
「榊さん、今日はいつもより笑顔ですね」
なんだ、私ってば嬉しいんだ。
自分の感情がようやく分かったので、隠さずにまたもう一度頷いた。
「ここもまだきれいな色でかわええな」
でも、さすがに直接的すぎる言葉はちょっと
「さっきまでので濡れとるけどな。いただきますー」
ちょっと、だめ、まだ用意が
「私も右胸からやってみます」
そんな、そんなに……!
「ひなりむねがさびひいやろうから、ほっちもぺろぺろやっとき」
「はーい」
え、ちよちゃんまで舌でやったらだめ、
「気持ちいいですか?」
聞かないで、お願い。


792 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/04/15(日) 22:14:33 ID:NiSHjALN

急に羞恥心が呼び戻されたのは、知らなかったその感覚があまりにも強いものだったから。
仰向けになりなすがままの私に馬乗りになったこの子に喘いだ顔を見られたくない。
希望に反して、ちよちゃんは片胸から口を離してまた問いかけた。
「気持ちいいんですね?顔でわかります」
「い、わ……ないでぇ」
「榊さんが嬉しいなら、なんでもします」
「やぁ、そんな、うれしく」
「ええやろ?」
弾けそうな意識の中で頷きつづけるしかなかった。
何も分からないかと思えたちよちゃんですら、口内で乳房の先端を丁寧に扱きながら
リモコンを操作してもう一方の動きを変化させてくる。さすが天才というべきか。
春日さんはより激しく、私の声に出して言えないところを攻めたてる。
絡み合う二つの舌からたまらない程に温かさが感じられる。
「次は回しますよー」
思考の読みづらい春日さんならともかく、ちよちゃんがこんなに積極的だったとは。
勢いよく刺激され、気を確かに保てなくなってゆく。
目の前で、さっき裸になったばかりの、行為を知るには早すぎる幼女が
よりにもよって胸を舐め回しながら器具を押し当てている。
「榊ちゃん、全身があったかくなっとるし、ここももっとつやつやしてきたで」
ああ、やっぱり恥ずかしいけれども、抗えない……間違いなく幸せだから。
「お豆さんも固くなって、やっぱりええんやな」
言葉を発する時を除いて、常に下半身に甘い感触が伝わってくる。
道具を扱いながらも夢中で胸を吸い上げるちよちゃんが
だんだんと赤ちゃんのように見えてきて、ますますかわいく思えてくる。
私は幸せだ。
初めて知った行為が、こんなにも理想的な形で実現されて、本当に幸せだ。
この二人にならもう何をされてもいい、私の身体を全部預けてしまおう。
「いい表情ですね。いつもそんな風にしてくれたらいいのにな」
あとは考えることをやめ、ただ喘ぎつづけた。私は幸せだ。
「もういきそうやろ?」


793 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/04/15(日) 22:23:11 ID:NiSHjALN


一体いくらほどに時間が経過しているのかもわからないが、いっこうに気にならない。
被験体でも飼い猫でも、もっと言えば奴隷でもいい、快楽が続いていれば。
私は全てを解放する。
ひた隠しにしていた愛情を、他の介入を拒絶していた身体を、頂点へ向かって遠のいていく意識を――


「あれ?榊さん、体が震えてますね」
「もうあっちの方にいってまったんやな」
「初めて見ました」
「早すぎてもよくないことはないで。勉強になったやろ」
「そうですね」
「でも、わたしたちもあっちにいきたいんやけどなぁ」
「どうしましょう?」

「次は……榊ちゃんに、やってもらう番やな」


戻ってきた意識の中で見たものは、飛ぶ前と少し変わっていた。
仰向けの私に、跨っているちよちゃん。でも、あれを持っていない。
春日さんはさっきまでと同じように視界に入ってこない。
まあ変わっていないといえば変わっていない、けれども。
「楽しみです」
上の体がより大きく目の前に迫る。
「申し訳ないですけど、お願いします、ね、榊さん?」
「あー、わたしも我慢できひんから、自分のに入れてまうわ」
「大阪さん、先じゃなくていいんですか」
「経験は大事やから、もっと触れあっとき」
ちよちゃんの顔が見えていない。その代わりに、細く未発達な両足の付け根と……
「いいですか」
「……え?」
まだ誰も受け入れていない、小さな花びらがあった。


 

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