784 大阪・壊 sage 2010/06/11(金) 21:27:04 ID:lmriAk5t
BAD END

 ぼ〜〜っとしていた。

 大阪は、自宅の自分の部屋で、一人呆けていた。
 (…あれ?ウチ、今まで何してたんやっけ?)
 その答えを見つけるべく思考をめぐらし、約5秒で中止する。
 (よみちゃんみたいに、賢ないウチが考えるだけ、時間の無駄や…)
 やがて、じわりじわりと状況が掴めてくる。
 「ティッシュの海や…」
 部屋中に、使用済みティッシュがあちこちに散乱していた。
 (そうや、ウチは……)
 大阪は思い出す。
 自宅でぼ〜っとするまで、複数の同校の男子生徒に輪姦されていた事を―
 「気絶してたんやな」
 信じたくはなかったが、忘れていた記憶がよみがえり、大阪は納得した。
 AV女優でも風俗嬢でもない自分が、あんなに乱暴な乱交をすれば、
ある程度は飲み下しやすい話だった。
 「…世界、変わったんやろか?」
 そもそものキッカケ―

 「ヤれば世界が変わる」

 こんな話を真に受けて。
 大阪は―

 腕に銀の線を刺した。

 悲しい世界を、ひっくり返したかったから。
 楽しい日々を、ただひたすら信じられたあの過去へ―

785 大阪・壊 sage 2010/06/11(金) 21:28:56 ID:lmriAk5t
2.
 それは最初とても痛く、その後すぐに「愉快」が訪れて。
 「あはははははは!」
 大阪は、自身がまさしく超人になれた気分だった。
 今なら!
 空も海もマッハ100で飛べる!
 誰と何をしようと、負ける気がしない!
 勉強でもよみちゃんにも榊さんにも、ちよちゃんにだって!
 スポーツでも!
 榊さんにも神楽にも!
 「ウチ、スゴいッ!」
 そんな気分。
 実際は―
 「ああ、春日って…」
 「こんな激しくヤれるんだな、驚きだぜ…」
 前と後を二人の男子生徒に挟まれ、スタンダードな3Pをしていただけだった。
 パンパンパン!―
 (ちょっ…息が…)
 大阪の黒髪が揺れる。
 その頭を両手で挟まれ、しっかりと膨張したペニスをしゃぶらされ、
後ろからは、やはり膨張したペニスでお尻を貫かれ、
男の太股が、その尻と叩きつけあう音を響かせていた。
 (苦しい…けど)
 「うっ!あ、…」
 「何だよ、もう出ちまったのかよ?だらしねぇな」
 大阪の口を塞いでいた男の肉棒は、大阪が根を上げ訴える前に、
びゅる、びゅるびゅる!と白い液体を彼女の顔にぶちまけて、
一時の休息を欲した。
 「いや、コイツ舌が無いみたいで、スゴい飲み込ませやすいんだよ!」

786 大阪・壊 sage 2010/06/11(金) 21:31:03 ID:lmriAk5t
3.
 そんな男子のセリフを聞いた他の男子も、実際大阪がバキュームフェラが出来るのかと、
次々にそそり立ったペニスを大阪の口に注ぎ入れた。
 (うわッ!臭!)
 しかし、今や自分の顔も身体もその臭い液まみれで―
 寧ろ、その臭いは。
 「えへへ…みんなせっかちやなぁ」
 大阪をこの乱交パーティーの主役気分に押し上げた。
 ただでさえ垂れ目気味な大阪の目が、更に虚ろに垂れ、虚空を映す。
 (こんなに大きくなるんやなぁ…)
 大阪は頬一杯にペニスをしゃぶりながら、次第にソレが硬くなっていく過程をも楽しんだ。
 「う、はッ!確かに…こりゃあ堪らねえかも!…」
 「な?普通、少しくらい歯が立ったり、もっと吐き出したりすると思ってたぜ」
 (でも、ヨダレ止まらなくなってん、ウチ……)
 「なあ?次はアナル、どう?」
 「あ、穴る?……」
 (あ、お尻の「出す方」な…って!)
 「い、嫌や!そんなんしなくても、もうウチどうかなってしまいそうやのにッ!」
 「へっへ、まだ素直に恥ずかしがれるなんて可愛いなぁ!」
 「なぁに、専用クリーム持ってきてるんだ、そこまで痛くならないよ」
 (アンタら…高校生ちゃうやろ?…手際良すぎや)


787 大阪・壊 sage 2010/06/11(金) 21:33:01 ID:lmriAk5t
4.
 既に、膣穴は複数の男子生徒に開発されて、大阪の身体は
敏感に快感を感じていて、後少しで、絶頂までイケるんでは?
とした疑念も頭をもたげた頃、「ソレ」は訪れた―

 「ッ!〜〜〜!!」
 全身を駆け抜ける衝撃。
 頭のテッペンから尻に、手足の指、爪先、髪の毛の先さえにも、
その衝撃は伝わった気がした。
 「ぅはああぁぁあッ!」
 遅れての大阪の絶叫。  その咆哮が。
 益々、大阪の性の快感を増幅させ、
 (尻!お尻に!入って!) 「ンあン、あッンッ!」
 「さすがにキッつい…けど!すげ、春日ッ、
お前スゲー名器だよ!」
 もはや大阪にそんな賛辞に耳を傾けてる余裕は無く―
 今や全身が性感帯と化した大阪は、昂る為にあらゆる刺激に貪欲だった。
 (ウチッ!もうッ!どうかして…るッ!)
 身体の奥から、じわじわと押し寄せる波が来てるのが解る。
 その波は。
 男子達のペニスで膣を、肛門を、口を塞がれて貫かれる度に近づき、
 「…んあ!ぱぁ!」
 「とりあえず感じてきたみたいだし、イッとくか?」
 大阪はかくん、かくんと首を縦に振る。
 そして―

788 大阪・壊 sage 2010/06/11(金) 21:35:00 ID:lmriAk5t
5.
 四つん這いになった姿勢で、大阪はある一人の男子に腰をしっかりと固定され、
その尻の膣の方へ、ズッと膨張の極みにあったペニスを挿入されて、
ガクガクガクと激しく揺さぶられた。
 「んんんんッ!」
 「おおおぅッ!」
 快感の波は、もはや津波の域に達していた。
 (すっ、スッゴい!ウチッ!ダメッ……!イ、イッちゃう!)
 「あぁぁあッ!イクッ!イクイクイックうぅッ!」
 激しい性交の果て、その最後に大阪は、ビクン!と、一つ大きく身体を波打たせて、
膣とペニスの結合を解き、ペタン、と床にその尻を落とした。
 (確かに…世界、変わったかも……)
 それが、大阪が気絶する前の最後の思考だった。
 
 (両親が久しぶりに夫婦水入らずの旅行って事で、自宅に不在だとは言え…)
 今回の乱交パーティーはやりすぎだったかなぁ?と、大阪は
ティッシュの海を片付け始めた。

 数ヶ月後―

 大阪は、快楽依存な身体を引きずり、カラオケ屋などで、
乱交を繰り返す日々を送っていた。
 
 そんなある日―
 
 「あれ〜?みんなどうしたん?制服プレイ〜?」
 「…拘束?変わった趣味やなぁ〜」
 赤い回転灯の車が数台、カラオケ屋を取り囲んでいた。


 春日 歩:現行犯逮捕

 END.

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