百合紙芝居
『よみちゃん と ともちゃん』
よむときの、ちゅうい
・はずかしがらずに、おおきなこえで、よみましょう
・なかのいい、おともだちといっしょによんでみましょう
めがねをかけているほう、もしくはせのたかい子が、よみちゃんやく
ちいさくて、おとこのこみたいな子は、ともちゃんやくでやってみましょう
これは、まだよみちゃんとともちゃんが、ちいさかったころの、おはなしです
よみ「とも。お人ぎょうさんゴッコしよう」(たのしそうに)
とも「うん! しようしよう!! 」
男の子みたいなかっこうのともちゃんも、よみちゃんのていあんに、すぐさんせいしました。ともちゃんも、よみちゃんとおなじくらい、お人ぎょうさんゴッコがだいすきだったからです。
二人とも、もう小学6年生、らい年はいよいよ中学生です。ちいさいころは、ぽっちゃりとしていたよみちゃんも、さいきんはウェストもほそくなって、むねもだんだんふくらんできました。
いまよみちゃんは、みどりいろのワンピースにみをつつんでいます。くびすじからこしのあたりまで、前ボタンでとめてあるやつです。Tシャツに、タンパンのともちゃんとは、ぜんぜんちがうのです。
ともちゃんはというと、やっぱりまだ男の子みたいでした。ほそい足はしなやかですけれど、まるみがなく、それはぜんしんどこもおなじです。わきばらは、あばらが数えられるくらいです。
――あーあ。はやく、フジ子ちゃんみたいに、なりたいなあ。そしたら、せかい中の男をだまして、たくさんおたからを手に入れるんだ――
ともちゃんは、テレビアニメのキャラクターをおもいながら、お人ぎょうさんゴッコのしたくをします。
よみちゃんは、そんなともちゃんのことなんかしらないで、にこにこしながら、お人ぎょうさんゴッコのしたくをします。なぜなら、よみちゃんはともちゃんのことがだいすきだからです。
(抜く)
『ろうどくのポイント』
みなさんは、おうちであそぶとき、どんなかっこうであそびますか? じぶんたちのすがたをおもいうかべながら、よんでみましょう
ともちゃんのそばにちかよったよみちゃんは、そっとともちゃんのTシャツのなかに手をさしこみました。
とも「hぃ……やっ! 」(おどろいて)
ともちゃんのわきの下に、つめたいなにかがふれます。それはよみちゃんの、ゆびさきでした。
よみ「ごめん、くすぐったかった? 」(しんぱいそうに、ささやいて)
とも「ううん。だいじょうぶだよ」(こえはうわずらせて、でもはっきりと)
ともちゃんはおこりません。だって、よみちゃんがしたくしてくれるのですから。
ともちゃんの目が、とたんにまっくらになると、あたまがぎゅっとしめつけられるみたいな感じがして、いっしゅんのうちに、すぽんとかいほうされました。その目のまえに、よみちゃんがたっています。
よみ「くるしくなかった? 」
とも「ぜんぜん」
ほんとうはちょっとだけくるしかった。でもともちゃんは、へいきなかおをしました。そんなへい気なかおのともちゃんを見て、よみちゃんは、そのくびすじに、かるくしたをはわせました。
とも「ん……Fっ! 」(かすかなでんきが はしるみたいに)
よみ「どうしたの? 」
とも「……なんでもないよ! 」
いたずらっぽくわらうよみちゃんに、ともちゃんはまたへい気なかおをして見せましたけれど、こんどのこえは、さっきよりずっとよわよわしいのです。
わきのしたにそえられた、よみちゃんのゆびが、ツ、とうごきます。そうすると、またともちゃんは、ヒクンとしてしまうのです。
(ゆっくりと抜く)
『ろうどくのポイント』
ともちゃんの「hぃ……やっ! 」「ん……Fっ! 」といったこえは、これからたくさんでてきます。
どうやってだしたらいいのかわからないばあいは、だいすきなおともだちに、おなじことをしてくれるよう、たのんでみましょう。そのときにでたこえと、おなじこえを出してよんでください。
そうこうしているうちに、ともちゃんはすっかりしたくができてしまいました。
おそとでいっぱいあそんだしるしの、日やけのあとが、ほんとうのはだのいろとはちがうんだ、とくっきりわかります。
その、ピーナッツのかにくのようなはだのいろは、きめこまかくなめらかで、むなもとにはあばらのかげをうっすらつくっています。
やわらかなももいろの二つのちくびは、まだほんのちょっとでっぱっただけなのに、ふるふるふるえています。
したぎは、よみちゃんがこしぼねにくちびるをつけながら、ぬがせました。しゅんかん、ともちゃんのこしが、かすかにわなないて、ぐっとひけますが、それでもこれはまだしたくなのです。
とも「よみちゃん。よみちゃんのも、ね? 」(からかうみたいに)
あまえるようにともちゃんがいうと、こんどはともちゃんがよみちゃんの耳もとに口をちかづけて、ふう、といきをふきました。よみちゃんが、アン、とうめきます。
ともちゃんはそのまま、よみちゃんの耳にかるく歯をたてると、まずまえ歯、つぎにおく歯、そしてまたまえ歯、と、歯とその力をかえながら、たくさん耳をかみました。したもつかいました。
んんん、んんん、とよみちゃんはうめきます。
ゾロリ、としたがみみたぶのふちを、なめました。
よみ「ああああ」(のどのおくをひらいて、ふるわせて)
よみちゃんのからだが、かるくつっぱりました。
よみちゃんの耳はもう、よだれでねとねとです。
(抜く)
『ろうどくのポイント』
おともだちから、こんなふうに耳をかまれたことがありますか?
つよくかんではいけません。やさしく、ねめるようになぶるようになめましょう。
耳のあなの中に、つばをいれてしまうと、ちゅうじえんになってしまうので、気をつけましょう。
よみ「わたしたち、ふたりはぁ、お、にんぎょうさん、なのよ? 」
こんどはよみちゃんが、なめるばんです。ちりちりと歯をたてて、ともちゃんの耳をせめます。ふわわ、はふぁふぁ、と、ともちゃんのいきがふるえるのがわかります。
よみ「かわいそうな、おにんぎょうさん、なの。だって一つになりたいのに、おにんぎょうさんは、一つになれないんだもの」
よみちゃんのワンピースは、ほどけて、もつれて、前のボタンはぜんぶはずされています。そだちはじめた、それでも女をあらわすちぶさが、やわらかそうにかおをのぞかせていました。
おっぱいさん、こんにちわ。
さっきまでともちゃんがさっきいじっていたちくびは、きゅっとたちあがっていて、もうかたほうのちくびは、ともちゃんのしたがうごくまま、みぎにひだりにゆれています。
よみちゃんがそうやってなめるたびに、ともちゃんのひきしまってつやつやしたおしりが、ひくん、ひくん、とうごきます。
そのわきばらを、よみちゃんがつめのさきでなでると。
とも「んfぅぅぅぅ、んhぅぅぅ」(みをよじって ふるわせるように)
と、あえぎました。
とも「よみちゃぁん、もっとぉ、もっと……ぉ、……てぇ」(せつなく)
よみ「お人ぎょうさんは、よくばりさんね」(あまいこえで)
よみちゃんがいうと、ともちゃんは、へへへ、とこまったみたいにわらいました。
(抜く)
『あずまんがだいおうについて』
あずまんがだいおうは、日本でうまれたおはなしです。
ここでは6人の女の子と、二人の女きょうしが、みずからのおもいとせいよくを、あいてにしられないようにして、けれどもなかよくせいかつしていく、心あたたまるものがたりがえがかれています。
アニメにもなった、そのわかりやすくなじみやすいネタは、かずおおくの作品に力をあたえ、たくさんのパロディとたくさんのパクリをうみだしました。
今でも、これでいける、とやなぎのしたのどじょうをねらった、わかりやすいばんぐみせいさくしゃや、へんしゅうしゃが、あずまんがのテイストだけひっぱっていこうとして、びみょうなことに、なりつづけています。
こうしてせかい中の子どもたちに、あずまんががよまれるようになったのです。
ぴちゃぴちゃ
くちゅくちゅ
こんどはともちゃんが、よみちゃんのわきをせめるばんです。
よみ「あぁぁぁぁん! は…ン。あ、あ、あああアん」(のどをふるわせて)
よみちゃんのからだが、ひくひくします。わきのしたは、ふいうちみたいに、よみちゃんののうみそを、かいかんでゆさぶりました。
とも「よみちゃん、いいの? ここ、そんなにいいの? 」
よみ「やぁ、くすぐったいのぉ! たら、そぇらけなのぉ! も、も、もぅ……。ああぁン! もう…ぁめあのお! 」(くすぐったそうに つやっぽく)
あんまりがくがくふるえるので、よみちゃんのゆびさきにひっかかっためがねが、ぴん、ととおくへとんでしまいました。まなじりから、なみだがほろりとおちました。
よみ「あ……。あ? 」
とも「どうしたの? よみちゃん? 」
よみ「ともちゃん、おひざ」
よみちゃんにいわれて、ともちゃんがじぶんのひざを、見てみると、ともちゃんのひざが、よみちゃんのスカートのおくふかくにさしこまれていて、おまたにぴったりあてられていたのです。
とも「いたい? 」
よみ「じんじんする」
とも「いたい、の? 」
よみ「じんじん、するの」
(すばやく抜く)
ともちゃんのひざがあたっていた、よみちゃんのおしっこのでるあたりのばしょは、いつもみたいにびっしょりしています。ぬれているのです。
けれど二人とも、今までははずかしくて、そこにはさわれませんでした。二人とも、お人ぎょうさんになっていても、やっぱりそこをさわるのは、はずかしいのです。
けれど、よみちゃんのこえがふるえて、じんじん、じんじんするのぉ、というのを聞いたら、ともちゃんもがまんできません。
そおっと、よみちゃんのパンツをぬがせました。
よみ「やあっ! はず、かしいよう……」
ぬれそぼった白いしたぎを、ふとももにそってくるくるぬがしていくと、ふるふるふるえるやわにくが、そこにありました。
じぶんいがいの、おしっこするばしょを見るのは、ともちゃんははじめてです。
かたくとじたツボミは、ややふくらんできて、そだちはじめた、ち毛が、かすかにいろをおびています。毛のさきには、こまかなしずくがついて、やっぱりふるふるふるえていました。
とも「へえ。こんなになってるんだ」
よみ「は……ぅかし…ぃよお……。トゥ…mちゃん、みないでぇ」
はずかしがるよみちゃんの、そのややにくがめくれたぶぶんに、ともちゃんが、ふぅーっといきをふきかけます。ひゃあん! よみちゃんのこしが、はねました。ちいさなりょうてが、きゅっととじました。
とも「よみちゃん、かわいい」(いとしげに)
うっとりとみつめて、ともちゃんはささやきます。そのときにもれたいきが、よみちゃんのビン感なぶぶんをしげきして、よみちゃんのこしが、びりびりふるえました。こいよだれが、よみちゃんのくちびるから、たれました。
こうなると、ともちゃんのいたずらは、とまりません。よみちゃんのツボミに、そっとかおをよせました。
よみ「だ、だめよぉ! ともちゃん! きたないよ! 」(ひっしに)
ともちゃんが、なにをするかわかったよみちゃんが、今までの、トウスイ感はどこへやら、はっきりとしたこえで、ことわりました。
けれどそのていこうも、長くはつづきません。やわらかい、けれどしんのあるともちゃんのしたが、よみちゃんのうちまたのつけねに、ふれると。
よみ「ひやぁ! 」(かんだかいこえで)
とこえをあげて、ぎゅっと目をつむり、されるがままになってしまいます。
にくのさやに、つつまれたところに、ともちゃんがしたをいれると、よみちゃんのおまたに、思いもよらないでっぱりをみつけました。
とも「あれ? こんなところに、でっぱりがあるよ……」(ささやくように)
よみ「やぁぁ、しゃべらな、いで」(ささやいて)
くちびるのしんどうが、よみちゃんのでっぱりをふるわせると、よみちゃんのりょう足が、えびのしっぽみたいに、くにゃとまがっておられました。あしのおやゆびが、ぴん、とつってます。ちょっぴり、血のあじがしました。
(抜く)
『ろうどくのポイント』
あなたのおさねはどうなっていますか? お友だちとみせっこして、くらべてみましょう。なめたりすることもあるので、いつもきれいにしておきましょう。
ほんとうに血がでているのかと思って、ともちゃんはそろそろなめてみます。
よみ「ひ……! ぃきぃぃぃぃ!! 」
よみちゃんのくいしばった歯から、ほそくほそく声がもれます。
とも「へえ、かわがとてもうすいから、けっかんのあじがするんだねえ」
おもしろがってともちゃんが、よみちゃんの、ぷっくりふくれたおまめのあたりを、ていねいにていねいになめると、だんだんさらさらした、しょっぱいあじがしてきました。
とも「なんか、でてるよ」
よみ「やぁ……、へんなこといわないでぇ……。おしっこ……なんてして、ないもん」(はずかしそうに)
とも「おしっこじゃないよ。ちょっと、ねとねとしてる」(いとしそうに ささやいて)
かるくともちゃんにあまがみされて、ついに、よみちゃんが、ひめいをあげました。
よみ「だめ! とも! タンマ! も、もうやめよう。ほんと、もうやめよう! だ、だめ」
とも「よみちゃん、もう、おにんぎょごっこやめちゃうの? 」
ふしぎそうなかおをするともちゃんに、よみちゃんはがくんがくんとうなづきます。
よみ「もう、なんか、へんだから。これいじょうは、いたい、から」
とも「そうかぁ。よみちゃんは、もうつらいんだぁ」
ともちゃんは、すこしかんがえて、それから大きくうなづきました。
とも「わかった! じゃあ、こんどはわたしがされるばんになる! 」
(抜く)
とも「ひ……n! fぅん…ひゃっ! ああぁ」(じぶんのこしをねじりながら)
よみちゃんのしたのうごきに、ともちゃんのこしが、くなくなとうごきました。ともちゃんのこかんせつが、ゆらゆらとしています。あせがじっとりとしめって、きらきらひかっています。
よみ「とも、きもちいいでしょ? とも、これ」
とも「ん、んんん、uんんん、うんぅん。うん! 」(気もちよくなりながら)
こきざみにふるえているのか、あたまをうごかしているのか、どちらかはわかりませんけれど、よみちゃんは、そのともちゃんのようすにまんぞくそうです。
よみ「どうー? ともぉ」
とも「ん、んん、ん。へ、へいきだよ……。そ、んなの」
つよがりをいうともちゃんに、よみちゃんはにやにやしながら、またしたをはわせます。よみちゃんのひたいのあせに、かみのけがひたりとくっつきました。
しつようなよみちゃんのせめに、ともちゃんが、なさけないこえをだしました。
とも「…んじん、…るのぉ」
よみ「なぁに? 」(やさしく といかけるように)
とも「じん、じん、す……ぅの」(かすれたこえで)
よみ「どこが? 」
とも「……なかがぁ……、ぉ、くが、はヵ……ん、じんす、るの」
え? よみちゃんが、ともちゃんのびん感なところから、かおをあげました。ともちゃんの目が、なみだでうるんでいます。かおはまっかで、ほほをよだれのあとが、のこっています。
(抜く)
とも「…れ、てぇ」(つぶやいて)
よみ「なにを? 」
とも「おゆび、いれて、みて」
とつぜんのともちゃんのていあんに、よみちゃんはすっかりおどろいてしまいました。
おへやのカーテンからさしこむ光は、ともちゃんのヒクヒクふるえる足をてらしています。それはまるで、はやくはやく、とさいそくしているみたいです。
よみちゃんは、ごくん、とつばをのみました。
そうしてそのまま、くちびるをともちゃんの耳もとによせて、かた手でそっとあたまをだいて、もうかたほうの手でともちゃんのあそこを、くちゅくちゅさわってみました。
よみ「ここ? でも、このあな、かたいよ? 」
とも「ううん……、もももうちょっと。お。した、なの」
よみ「このへん? 」
おそるおそるゆびをのばした、そのときです。ゆっくりうごいていた、ひとさしゆびが、ぬるん、と、だい一かんせつぶん、中にはいってしまいました。
とも「くんんんんん! んん! んん! そ、こ」(おどろいて)
よみ「こ、こうか? 」(あわてて)
とも「らめ! それ! いたい! もっと、やさしく、してぇ」
たくさん感じているみたいですけど、ともちゃんのまゆは、きゅっとひきつっています。
よみちゃんは、どうしたらいいのかわかりません。どうやったら、ともちゃんはくるしくないのでしょう?
そのときでした。
ともちゃんが、そっと手をのばして、よみちゃんのだいじなところにふれました。
(抜く)
よみ「はぁう! 」(おどろいて)
よみちゃんが、おしりにきゅっと力をいれました。それはいままであじわったことのない、あまりにもちょくせつてきな、しげきだったので、いままでいじょうにからだがはんのうしてしまったのです。
いいえ。気もちよさなら、さっきまでのおまめのほうがつよいのです。けれどゆびを、いれられると、じわじわとおちつかないような気ぶんになって、それでいてじゅうそくするような、へんな気もちになるのです。
とも「こう、よ? よみ」
よみ「わか…たよ」
とも「こ…だぉ…よ…み」
よみ「……かった…ょ」
とも「こ……だよぉ! ……みぃ」
よみ「ぅん! うん! う ん ! 」
ゆびはだんだんせわしなく、けれど、ときおりふかくいきすぎて、とめて、またうごかしてをくりかえします。二人とも、もうあせだくです。
けれどもそうしてボットウしていると、だんだんいしきがモウロウとしてきます。ああ、アア、と口から、しだらなく、よだれとあえぎごえがこぼれてきます。
よみ「ともぉ」
とも「ぁ、に? 」
よみ「へん、だね。あたし、tぁちぃ……」
とも「うん、へん……。こんなに、こんなんなんの」
よみ「もう、こんなん、もう、らめぇ……。fっ……もう、なんか、あ! 」
とも「うん、なんか、くる、なんかくるよ」
二人は、おくのほうからわきあがる感しょくに、ぎゅっとたがいのからだをくっつけあいました。そして。
(すばやく抜く)
とも「ふあ、ああああああああああんっ! 」(さけんで)
よみ「い、ひゃああああああああああ!! 」(とものこえにかさなるように)
二人ともどうじにふるえて、大きなこえでさけんでしまいました。
――間
(ゆっくりヌク)
《指導者の方へ・この紙芝居の狙い》
昨今、社会ではコミュニケーションの不在という話が、往々にして聞かれます。友達同士の親密なやりとりが、行われていないというのが現状です。
また巷に溢れる、男性との奔放な性知識が、おさない子ども達に与える影響も心配です。
私達は、このあずまんがという作品の一部を通して、友達の重要さ、友達としてのありかたをもう一度見直し、正しい性のあり方を示すために、この紙芝居を作りました。
この紙芝居を上演するにあたって、指導される女性の方は、子どもがリラックスしやすいように、子どもをお膝の上にのせ、一緒に読んであげてください。親密なふれあいこそ、いまの世の中に必要な物です。
男性の指導者の方は、なるべく仲の良い女の子同士で組ませて、自分は一歩引きましょう。
あれからなん年もたって、二人は高校生になりました。
二人とも、むかしのあそびは、すっかりわすれてしまったみたいです。でも、ほんとうにわすれてしまったのでしょうか?
高校のやすみじかんのとき、おともだちの一人が、こんなことをたずねました。
ともだち「よみちゃんとともちゃんってやー? むかしは、二人でどんなあそびとかしてたんー? 」
よみ「そうだなー、そとであそんだりもしたけど、いえの中であそぶことのほうが、おおかったなぁ。ほんよんだりとか」
とも「おにんぎょうさんごっことかなー? 」
ともちゃんにそういわれたよみちゃんは、まっかなかおになりました。
よみ「お! おい!! とも! 」
とも「よみったら、ひどいんだぜー? ようちえんのとき、あたしのシルヴァニアファミリーのうさちゃん、持ってっちゃうんだもんなー!? 」
よみ「な! おまえこそ、ミルクのみ人ぎょうとってっただろ! 」
とも「み る く 飲み、人ぎょう、なー? 」
よみ「ななななんだよーっ! 」
楽しそうなえがおをむけるともちゃんに、ますますかおをあかくして、よみちゃんがさけびます。おともだちはそんな二人をみて、なかええんやな、といってわらいました。
きょうしつは、あのときみたいなやさしい光がさしこんでいます。青い青いそらです。かぜがかみをやさしくなぜました。きょうは、まどがあいているからです。
とも「よし! かえろうぜ!! よみ! 」
まっかなかおをしているよみちゃんのおしりを、ともちゃんの手のひらが、ぱん、とたたきました。
よみちゃんのからだが、ちょっと、ひくんって、なりました。
二人はずっとずっと、なかよしです。
(おしまい)